
留学・赴任などでアメリカで生活を始める際、まずはじめにやらなければならない重要なことは銀行口座開設になるとおもいます。給料の受け取りや家賃・公共料金・授業料の支払いなどには、銀行口座が必要です。筆者も18歳で留学したさい、また、卒業後ニューヨークで働き始めた時や会社を設立した際など、幾度となく口座開設をしてきましたので、この記事では筆者の経験も踏まえ、アメリカで銀行口座を開く具体的な手順や必要書類などを紹介します。
オンラインで口座開設する
opening account on-line
オンラインで申し込む場合、18歳以上であること、SSNを持っていること、アメリカに住所を持っている必要があります。
まずは口座を開設する銀行を選びましょう。アメリカは州や地域によってメインとなる銀行が異なる⁵ので、留学・赴任先で最も支店やATMの多い銀行を事前にリサーチしましょう。
次に口座を開設したい銀行のホームページで、口座の種類を選びます。日本でいう「普通預金口座」はアメリカではChecking Accountと呼ばれます。そしてApply Nowをクリックして情報を入力します。基本情報を入力したら、次にパスポートなどの本人確認書類をアップロードします。本人確認が完了したら口座開設の手続きは完了です。数日以内に入力した住所にキャッシュカードなどの書類が郵送されます。
銀行窓口で口座開設する
account opening at bank
アメリカ国籍を持っていない場合、オンラインでの本人確認手続きができないことがあります。窓口で申し込む場合、事前に予約をしてから行くことをお勧めします。予約はオンラインまたは電話で簡単にできますし予約した日時に必要書類を持っていけば、1時間ほどで口座開設の手続きを完了することができます。
銀行口座開設に必要な書類
Required documents
銀行によって違いはありますが、アメリカで銀行口座を開設するのに必要な書類はだいたい以下になります。
- 本人確認ができる書類
運転免許証やパスポートと言った政府機関によって発行された写真付きの身分証明書が必要になります。渡米して間もない場合、現地の州が発行する運転免許証はお持ちではないと思いますので、その場合パスポートになります。
また、パスポートや運転免許証など写真付きのIDと一緒に提出すれば、クレジットカードなど写真が無いものも本人確認書類として使えることもあります。銀行によって対応はまちまちなので、なるべく多くのID書類を持っていけばより安心です。
・SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)
日本でいうところのマイナンバーカードになります。主に納税や年金制度などに必要な、個人に振り分けられる9桁の社会保障番号で、日本のマイナンバーよりアメリカで生活していくには必要な番号です。運転免許やIDの申請、銀行口座開設、クレジットカード申込など、様々なシーンで、このSSNが必要になります。また、年収や職業、犯罪履歴などの大切な個人情報とリンクされており、身元の確認などにも使用されます。SSNの取得方法につては・・・・・・・
・アメリカでの住所が証明できるもの
公共料金の請求書や、住所が記載された学校・勤務先からの手紙などが必要です。筆者の場合、留学仕立ての時は大学からの入学証明書、就職時には就職先からのオファーレターなどを提出しました。
・初期入金のための現金
初期入金のために現金またはクレジットカードからの入金が必要になります。また、ある程度残高を残しておかなければ口座維持費という手数料が毎月かかります。例えば、City Bankは口座維持費として毎月12ドル程度チャージされますが、1,500ドル以上の預金があること、または入金・出勤処理が月1回以上行われていることなどを条件に免除されたりもします。
・学生証(オプション)
学生の場合は、学生専用口座を作ることで口座維持費などの手数料が無料になる場合があります。事前に確認し、そのようなプランがある銀行で口座開設をする場合は学生証(または、学校からの手紙など)を用意しましょう。
アメリカの銀行口座種類
types of bank account
アメリカの銀行口座には主に「Checking Account」と「Savings Account」の2種類があります。日本の普通預金口座に近いのは前者の「Checking Account」で、金利はつきませんが日常生活の範囲では十分に事足ります。
Savings Accountはその名の通り、貯金するための口座なので、ATMからの引き出し回数や額に制限があったり、最低預金額の制限があったりします。金利がつくので貯金したい人にはお勧めですが、Saving Accountだけでは普段使いには不便であるといえるでしょう。
各種手数料
fees
口座維持費
聞きなれない言葉ですが、アメリカでは口座を持つこと自体に毎月維持費がかかります。銀行や口座の種類によって違いますが、例えばChaseのChase Total Checkingでは月12ドル¹¹、Bank of Americaの一般口座は月4.95ドルの口座維持費がかかります。
ただし学生は口座維持費が無料になることも多く、またユニオン銀行などもともと口座維持費が無料のプランを提供しているところもあるので、事前にリサーチが必要です。
ATM手数料
アメリカでは日本と違い、自分が口座を持つ銀行のATMからお金を引き出すのに手数料はかかりません(夜間や土日祝日でも無料です)。しかし、ほかの銀行のATMを利用する場合は2ドル~3ドル程度の手数料がかかります¹⁵。また、海外のカードを利用した引き出しの場合は、3ドル~5ドル程度の手数料がかかるので、注意しましょう。
振込手数料など普通の銀行の手数料
アメリカの多くの銀行では、友達や家族の口座に送金する場合、Zelleというアプリと連携して送金手数料無料で送金ができます¹。Wire Transferという方法で速く送金することもできますが、10ドル~35ドル程度の高い手数料がかかるので注意が必要です¹⁹ ²º ²¹。
おすすめの銀行
Recommended banks
アメリカの主要な銀行には、「シティバンク」「バンク・オブ・アメリカ」「JPモルガン・チェース」「ウェルズ・ファーゴ」「ユニオン・バンク」「バンク・オブ・ニューヨーク」などがありますが、銀行を選ぶ際は、利便性や各種手数料などを考慮しましょう。一例として以下の3銀行につてご紹介します。
Citi Bank
https://online.citi.com/US/login.do
口座維持費用は12ドル程度かかりますが、1,500ドル以上の預金があること、または入金・出勤処理が月1回以上行われていることなどを条件に免除されるため留学生でも利用しやすい銀行です。
Bank of America
https://www.bankofamerica.com/
初回最低入金費用が25ドル、口座維持費用が12ドルです。
1,500ドル以上の預金がある、月25ドル以上の入金を1回以上行っていること、または23歳未満であること、いずれかの条件で口座維持費用は免除されます
Union Bank
https://unionbank.com/personal-banking/japanese/jpn/index.jsp
初回最低入金費用100ドル、口座維持費用10ドルです
カリフォルニアに基盤をもつ銀行で、三菱UFJ銀行の子会社になりますので、日本人にはやさしい銀行だと思います。500ドル以上の入金を月1度以上行っている、または、1,500ドル以上の預金があることを条件に口座維持費用は免除されます。また支店によっては日本語での対応も可能ですので、英語力が初級の方でも比較的安心してご利用いただけると思います。


